「ランニング中に挨拶するか迷う」「ランナー同士の挨拶は必要?」
ランニング中はあまり人目につかないようにいつもコソコソ走っている初心者ランナーの私ですが、先日初めて挨拶をされました。お相手はランナーではありませんでしたが、とても優しい気持ちになれて嬉しかったんです。
あなたはランニング中の挨拶をしていますか?
本日は、ランナーの挨拶について考えてみました。
おじさまから「ぺこり」と無言で挨拶されたら
土曜日の昼間。いつも夜ランが多い私は明るい時間に走るのは久々で、とても清々しい気持ちでランニングをしていました。
夜だと暗くて走れない緑の多い初めてのコースを散策しながら、心地よいペースでゆっくりと走っていたら、前からチャコールグレーの素敵なジャケットをお召しになったおじさまが歩いてきました。もう仕事も引退されているくらいのお年の方で、秋色に変わり始めた木々をのんびりと 楽しんでいるようでした。
すると、すれ違う時におじかさまから思いがけずぺこりと頭を下げられたのです。目元を少し下げてにこりと微笑みながら。
ウォーキングコースにもなっている場所だったので、何人かランナーともすれ違いましたが、挨拶をされたのは初めてでした。
何も言葉は交わさなかったけど、おじさまに「がんばっとるねー」と言われたような気がして、なんだかとても優しく嬉しい気持ちになりました。あまりに嬉しくて、しばらくの間ニヤけながら変な顔をして走っていたかもしれません。
次に出会ったおばさまには私から「ぺこり」と頭をさげると、おばさまも「ぺこり」と挨拶を返してくれました。嬉しい。
良いものですね、挨拶。
ランナーに挨拶できる時とできない時の条件
ランナー同士や、すれ違った方への挨拶は気持ちいいのですが、いつでも誰にでもできるものではありません。 挨拶できる時とできない時の条件を考えてみました。
挨拶できる時の条件
- 顔を上げて走っている
- 相手の表情がわかる
- 余裕を持って走っている
挨拶できない時の条件
- 夜暗くて相手のことがよく見えない
- がっつり走り込んでいる
- 下を向いて走っている
- 帽子を目深にかぶっていて表情がわからない
- イヤフォンをつけている
- サングラスをかけている
- 相手との間に歩行者がいる
- 後ろから追い越されたとき
- 相手が若いお姉さん
他にもあるでしょうか?挨拶できない時の条件が圧倒的に多いです。
夜の挨拶は難しい
相手の状況によって、挨拶できるかどうかが大きく違ってきますね。
夜は相手の様子がわかり辛いのですが、あまり相手のことをジロジロ見ているのも変に思われてしまいます。そこに夜ラン中の挨拶を難しくするハードルがあるように感じます。
知り合いの男性ランナーにも、夜は特に走るのに気をつかうと言っている人がいました。
前を走っていている人が女性だと、追い越したくてもあまり近づくといけないし、かと言ってずっと後をついていくと不審だと思って、なるべく距離を開けて追い越すようにしているそうです。「こんばんは」と声をかけたほうが相手にとって安心なのか、むしろ声をかけるほうが不審がられるのかわからなくて、中途半端に頭を下げて通り過ぎていると。
ものすごく気を遣っていますね。
私自身がそうなのですが、まず夜というだけで昼間の何倍も警戒してしまいますので、夜ラン中の挨拶は難しくます。
無理して挨拶をしなければいけないわけではないので、状況に応じてできる時は挨拶を交わせるといいですね。
ぺこりランの記録
タイム 37:19
走行距離 5.76km
平均ペース 6'29"
思いがけずおじさまから「ぺこり」とされて嬉しくなった「ぺこりラン」。
その日のランニング記録をみると、ゆったりしたペースで走っていました。これがゼーゼーはーはー必死な様子で走っていたら、挨拶もされなかったし、挨拶を返すことも、挨拶に気づくことも無かったように思います。
トレーニング中心じゃない、こんなゆったりしたランニングも気持ちがいいですね。