ランニングスクールで正しいフォームを教わり、自宅でも意識しながら練習して教えてもらったフォームが少しずつ身についている気になっていたのですが、実際に見てもらうと間違ったフォームになってしまっていたようです。
簡単にはいかないランニングフォーム改革。
フォームを変え始めた初心者がなりやすい間違いと、美しく走るコツを教えてもらいました。
初心者のランニングフォーム習得は簡単にはいかない
ランニングフォームを教えてもらってから、自主練で5kmの自己ベストタイムが出たこともあり、正しいフォームが身についてきたかと思っていたのですが…
ランニングスクールで実際に走っているところを見てもらったら、
「足はそんなに前に出さないで…」
「腕の力抜いて…」
「つけ根の位置はここ…」
と、勘違いと間違いっている箇所をいくつも修正してもらいました。
できているつもりができていなかったり、勘違いして覚えてしまっていたり、ひとつ変えると他の箇所がおかしくなっていたり。フォームを変えるのって簡単ではないと分かっていましたが、思ったよりもずっと難しい。
初心者が陥りやすい間違いと、美しく走るコツがあるそうです。
美しいランニングフォームで走るための3つのコツ
何人ものランナーを見てきたランニングスクールだから、フォームを変えた初心者が間違いやすいポイントもわかっているのですね。
前回のプログラム「歩き型と走り型の違い」に続いて、今回は「正しいランニングフォーム」についての内容でした。どれもなんとなく理解はできるのですが、実際にやろうとするとうまく身体のバランスが取れなくなってしまいす。
正しいランニングフォームで美しく走るコツは次の3つです。
一つずつおさらいしていきます。
足を上下に動かして美しく走るコツ
足は前後ではなく上下に動かしているつもりが、前に進もうとすると自然と足が前に出てしまっていたのです。
足が前に出てしまうと、身体の前方で着地をすることになり、着地の衝撃で足を痛めやすくなります。
その場でジョギングの足踏みをした時に、身体のラインに沿って足が上下に真っ直ぐ動いているのが正しいフォーム。そして、そのフォームのまま走って前進すると、着地してから引き上げる足は身体の後ろ側にあります。
足を身体の真下に着地してから引き上げる足は、思ったよりも身体の後方から真上に上げるのが美しく走るコツです。
グングン自然と進むコツ
足が前に出ると上半身が後ろに下がってしまいます。だからと言って前傾姿勢になると腰が引けて重心が後ろに下がってしまいます。
一番前に出るのは、足でもなく、肩でもなく、足の付け根がある身体から前にいくイメージで走るのが、グングン前に進んでいくフォームです。
身体を足と胴体の2つのパーツに分けて考えると、足の付け根は胴体の方にあるのをイメージすると分かりやすいと思います。足ではなく身体(胴体)から前に出るんだけど、上半身は真っ直ぐ上になっているのが正しい姿勢。難しいですね。
足の付け根から前に出るイメージで走ると、足の力だけで走るのではなく、身体の重心が前に来ることで、自然と前進しやすくなります。
何か小さな物をまたぐ時、足から先に乗り越えて身体を追いつかせるか、身体が先に乗り越えて後から足を引き上げるかイメージしてみてください。後者の身体から先に進んでいく方が走りやすくて正しいフォームだそうです。
リズムよく軽やかに走るコツ
走る時のリズムも大切になります。「いちに、いちに」と、足の動きに合わせてカウントする時に、タイミングを変えただけで軽やかさが全然違ってくるのです。
足を着地した時にカウントするのと、足を上げた時にカウントするので比べてみてください。
ほんの少し意識を変えるだけで、走り易さや軽やかさが変わることがわかると思います。 足を上げた時にカウントするのが、リズムよく軽やかに走るコツです。
ちょっとしたことなのに、全然印象が変わるのでとても驚きました。
美しいフォームを教わったランニング記録
タイム 27:51
走行距離 4.02km
平均ペース 6’56"
スクールの皆さんと一緒に、力を抜いたジョグとフォームを意識したランを繰り返して4km走りました。
ランニングフォームのポイントを2週にわたって教えてもらって、メリハリをつけて何周も走っているうちに感じたことがあります。
私はランニングフォームのポイントを大袈裟に受け止めてしまっていたいたようです。言われたこと全部を大袈裟にやろうとすると、身体がバラバラになってしまいます。
リズムをとるタイミングを変えただけで軽やかさがすごく変わったように、少し意識して変えるだけでフォームはすごく変わるんです。
どれもこれもを大袈裟にやるのではなく、教わった正しいフォームのポイント全てがバランスよく調和が取れた状態になって初めて、美しく走りやすいフォームになるのではないでしょうか。
足を上下に!と意識し過ぎて力が入った状態では、逆にバランスが悪くなってしまいます。
力を抜いて、頭も身体も柔軟にしてリラックスした状態で、身体に少しずつフォームを馴染ませていくような感覚でやってみようと思います。