2018年4月22日に岐阜県で開催された『ぎふ清流ハーフマラソン』の応援に行ってまいりました。最初から最後までマラソンの応援をしたのは、人生で初めての経験です。
3月に走った初フル『名古屋ウィメンズマラソン』で頂いた声援のお礼をお返ししたいとの思いを込めて、声をふりしぼって応援していると、ランナーの表情がみるみる変わる様子を見て、こんな素晴らしいものは無いなと感じました。
早起きして行って良かった!暑い中声をかけ続けて良かった!
走る事だけでなく、応援の楽しさと素晴らしさを知ってしまいましたよ。
応援でランナーの表情が変わる!
『ぎふ清流ハーフマラソン』は名前の通り、岐阜県で開催されるハーフマラソンがメインとなる大会です。
1km過ぎと、19km付近で見ていましたが、前だけを見て一生懸命に走っているランナーもいれば、こちらを見ないでと言わんばかりに俯いて走っているランナーもいました。
そんな様子を黙って見ているだけだと、ただのランナーと見学者です。
しかし、こちらから手を挙げて、声を出し、声援を送ると、違ってきます。
少し前まで険しい表情をしていた方が、目の前を通り過ぎる時には、顔も口角も上がって、中には手を挙げて声援にこたえて走り去っていく方が沢山おりました。 そんなランナーの表情の変化に惹きつけられてしまいました。
特にゴール目前の19km地点では、表情が全然変わるのです。
走っているご本人は、特に笑顔を見せようと思っていなのに、応援をしてもらうと、自然と表情が明るくなってしまうのだと思います。
応援の声が伝わって、力になって届いているのだと思うと、とても嬉しい。
応援から生まれるコミュニケーション
走っている方の表情によって、何と声をかけたら良いのか、どんな言葉が今のあの方の力になるのか、後半になるにつれて、迷ってしまう場面がいくつもありました。
「頑張れ!」でもない、「ファイト!」でもない。
迷いつつも、力を届けたい一心で声を振り絞っていると、苦しそうだった方が駆け寄ってきてくださり、ハイタッチとともに「ありがとう」と言ってくださるのです。
応援するって、こういう事なんだ。
ただ見ているだけじゃなくて、声をかけ、相手の気持ちを思いやって、心を通わせて交流する。これが応援なのか。
思いやりと相手への心遣い、そして、感じたことを素直に伝えられる行動力。
ランナーと応援者との間に交流が生まれるのはたった一瞬の出来事です。
応援から生まれるコミュニケーションを肌で感じながら、これが普段の生活でやれたら、もっと色んなことが良くなって行くだろうと、しみじみと考えてしまいました。
個々の力が合わさると大きな影響力を持つ
今回は、ランニングスクールフロッグで集まった有志の皆さんと一緒に、アロハブルーのウェアで揃えて、一丸となって応援していました。
アロハブルーのウェアはとても可愛くてただでさえ目立つのですが、これが何人も集まって沿道に立ったときのボリューム感ときたら、ものすごい目立ちようです。
その集団で声援を送り、手を出して一斉にハイタッチするものだから、すごいエネルギーですよね。ランナーの中には、「何だこれは!?」と目を丸くして驚きながらも、ハイタッチして笑顔で通り過ぎて行く方もいらっしゃいました。
これがもし、一人で沿道に立って応援していたとしたら、ここまでの影響力は無かっただろうし、ここまで全力で応援出来なかっただろうと思います。
同じ思いを持つ者同志が集まると、個々の力をより一層発揮することができて、相乗効果で大きな力になるのですね。
チーム力の素晴らしさを実感しました。
応援で感じたことを実生活でやってみたら、どうなるんだろう?
- 見ているだけじゃなく、一歩前に出て声をかける勇気
- 感じた事を素直に伝えられる行動力
- 同じ思いを持つ仲間と一緒になって協力する
今回の応援で経験したこれらの事を、普段の生活でやれているかと言うと、なかなか出来ていない部分が多い…。
仕事でも家庭でも、もう一歩相手に歩み寄り、素直な気持ちを行動に表し、仲間で協力し合ったら、これって物凄く素敵な関係になれそうだと思いませんか?
走っている人や、マラソンをしている方に素敵な方が多いのは、応援を通して経験した事を実生活でも取り入れているからだと思います。
マラソンの世界に足を踏み入れた自分を褒めたいです。そして、これからも走り続けて行きたい。
応援を通して、また1つランニングの魅力を知り、走ること、走っている人がさらに好きになりました。この魅力をより多くの人に知ってもらいたい。